お知らせ
大動脈内視鏡は、血流維持型血管内視鏡を用いて、これまでブラックボックスとされてきた大動脈のプラークを詳細に観察するものです。大動脈診断、治療の補助手段としての最先端イメージング技術です。スタッフの理解を得て、安全に施行するためには十分な体制作りが必要です。NPO日本血管内映像化研究化機構では、十分な経験のある医師の揃った基幹施設で大動脈内視鏡の講習会を行っております。2017年6月現在、すでに20回以上行っており、大変好評で、血流維持型血管内視鏡の導入施設は増加しています。
おすすめの書籍
NOGA血流維持型汎用血管内視鏡ガイドブック NOA-webSHOP | 中山書店 (nakayamashoten.co.jp)
対象
医師、パラメディカル(侵襲的冠動脈イメージングの手技経験がない場合は見学になります)
目的
血管内視鏡の臨床使用に必要な技術等の研修
開催日時等詳細は下記事務局までお問い合わせください。
- お問い合わせ先
- 〒550-0005
大阪市西区西本町1-8-2 三晃ビル5階
NPO法人 日本血管映像化研究機構 事務局TEL:06-4391-0111 FAX:06-4391-0112
修了者の感想
・われわれは大動脈内視鏡を手探りで開始しようとしていましたが、実際の手技を拝見することで安全に確実に検査が施行できることが実感できました。
・生体の大動脈には様々な所見があり未だ病態が不安な点も数多くありますので今後内視鏡を用いた検査を行うことで生体における大動脈疾患の病態の把握と予防的介入が可能となることが期待できる可能性があると実感できました。
・イメージ的に合併症が高率に起こるような印象でありましたがそうでないことを感じることができました。
・実際にカテーテルを回すという手技が困難と考えていましたが意外とそんなに危険を伴うわけではないと感じました。実際施行しないとわからない点であったと思います。
・安全性について不安があったが、かなり印象が変わった。安全性に不安があってはなかなか手技を行おうと思わないが安全性について理解できれば、多くの術者が大動脈内視鏡を行うであろう。そういったことでいろいろな大動脈疾患に関する病態解明がすすむことが期待される。
・過去の自施設の症例では画面が見えにくく診断がとても難しい印象でしたが、講習を受講したあとでは、いままでよりも明らかによく見えるようになりました。今後、血管の状態から大動脈手術の適応等も検討できる日が来るのではと感じました。