血管内視鏡の世界へようこそ!

胃や腸を観察する内視鏡はよく知られていますね。なんと1 mmにも満たない血管内視鏡カテーテルがあるのです。

それは器具を細くすればできますよね。いえ、そんなことはありません。血管の中には血流があり、血管内視鏡だけでは目の前は真っ赤なだけです。

それを可能にしたのは、日本で考えられた技術ー血流維持型汎用血管内視鏡(Non-obstructive general angioscopy; NOGA)なのです。

動脈硬化、動脈硬化による病気(脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎臓病、下肢閉塞性動脈硬化症)はわかっていたようで、わかっていないことがわかりました。

血流維持型汎用血管内視鏡で生体内の大動脈を観察すると、今までの診断法で考えられていたこととずいぶん違っていました。ということは、診断、治療、予防すべてが変わっていくということです。